【youtube】会社を辞めてユーチューバーになった人の生活と年収wwwww
”好きなことで生きていく”というキャッチフレーズで最近話題のユーチューバー
Youtubeで生活している吉田ちかさん
「気が付いたら会社も辞めちゃっていました」――。
女性が意気揚々とこう話すテレビCMが、今年の秋頃から流れている。彼女は「バイリンガール」こと、吉田ちかさん。昨年、外資系コンサル会社を辞めた彼女は、動画配信サイト「ユーチューブ」上で活躍する「ユーチューバー」だ。
吉田さんが映るのは、ユーチューブのCM。ユーチューブを運営するグーグルが、吉田さんなど複数の人気ユーチューバーを起用し、「好きなことで生きていく」をキャッチフレーズに大々的なプロモーションを
行った。その主役のほとんどが、ユーチューブに動画を公開し、その広告収入で生計を立てるプロのユーチューバーたち。
今、世界中でこうしたユーチューバーが続出しており、若者を中心に人気を集めている。一体彼らは何者なのか。何が若者たちの心を掴んでいるのか。そして、本当に会社を辞めても生活できているのか。急増するユーチューバーの実態を探った。飽きない「英会話レッスン」で人気
吉田さんは、「バイリンガール英会話」というタイトルが付いた彼女専門の「チャンネル」、いわゆる番組をユーチューブ上に持っている。日本語と英語を織り交ぜながら、旬な話題などについて解説する人気チャンネルだ。これまで投稿した累計動画数は300本を超え、チャンネルの登録者は32万人以上になった。
「ダメよ~ダメダメは英語で?」「悔し~い!!!は英語で??」「超リアルな恋愛英会話・別れの言葉」…。チャンネルの動画一覧を見ると、思わずクリックしてみたくなるようなタイトルの動画がずらりと並ぶ。
「勉強している感覚ではなくて、楽しく自然に英語に触れられるコンテンツを心掛けています」。吉田さんはこう話す。
▼流行語大賞にもなった「ダメよ~ダメダメ」は英語でなんと言うか解説する吉田さん。55万回以上の再生回数を誇る人気動画だ。英会話だけでなく衣装やメイクにもこだわる
バイリンガール英会話のほとんどは、彼女の自宅で撮影されている。撮影に使用するカメラも本格的な機材ではなく、普通の一眼レフビデオカメラだ。撮影してから素材をパソコンに取り込み、キャプションや音楽をつけるなどの編集作業を全て一人で行う。
現在は週に4本程度動画を投稿している。最近では自宅で撮影した動画だけでなく、屋外での撮影も多い。撮影のために海外に行くこともある。「役に立ったと言われることが本当に嬉しい。世界中から、自分の作った動画に対して反応があるのが楽しくてしょうがない」。吉田さんは笑顔で言う。ユーチューバー専念に「不安はなかった」
動画を投稿し始めたのは2011年。友人に英語の文法を動画で説明してほしいと頼まれたことがきっかけだった。吉田さんは16年間米国で過ごしていたため英語が堪能。学校では習わないネイティブならではの言い回しを丁寧に説明した動画は人気を呼び、たちまちファンを増やした。閲覧者の多くは英語を学びたい日本人だが、2割は日本語を勉強したい外国人だ。
ユーチューバーに専念しようと決めたのは昨年の冬だった。「もっと動画制作に時間をかけたい」と考え、大学卒業後から勤めていた大手の外資系コンサルタント会社を退職した。外資系コンサル、それも金融システム担当コンサルタントというキャリアから、広告収入だけで生活するユーチューバーへの転身。収入面や今後を考えて、不安はなかったのか。
「収入は4分の1に減ってしまいましたが、将来への不安は全くありませんでした」。吉田さんは胸を張ってこう振り返る。「時間がもったいない。やりたいことに挑戦しないことの方がよっぽど不安だったから」。
吉田さんの動画が人気を集める理由はなにか。一つは動画そのもののクオリティの高さだ。英語と日本語の字幕が両方ついており見やすく、「そうだったのか」と感嘆してしまうようなネイティブならではの言い回しの解説も多い。動画は全て5分前後に編集されている。「視聴者を飽きさせない長すぎず短すぎない時間」(吉田さん)だからだ。
▼相当時間をかけて制作したという「英語でようかい第一体操」の動画。10人とも全て吉田さんだ
しかし、たった5分の動画といっても、相当な手間がかかっている。例えば、35万回以上の再生回数を誇る人気動画、「英語でようかい第一体操」。実際に英語で歌うだけではなく、アニメのキャラクターのコスプレをしながらダンスも踊る。しかも、1人10役をこなし、まるで10人で踊っているかのように編集しているのだ。
2012年、伊藤さんは自営業を辞め、ユーチューブへの投稿に専任する。全世界でユーチューバーが急増するなか、視聴者の目も次第に肥えてくる。人気チャンネルでも良い動画を投稿し続けなければ、やがて飽きられてしまう。自営業の片手間でやれるほど簡単はものではない。その思いが、プロユーチューバーになる決断につながった。
コメント
コメントする